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幻想の魔術師 カレル・ゼマン (JUGEMレビュー »)

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チェコの旅本『チェコ AtoZ』(2006/12/15ブルースインターアクションズより発売)の著者による、チェコの話題を集めたブログです。
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フランチシェク・スカーラさん『ツィーレク君冒険物語』を語る その2
この冒険物語が映画と違うところ


 この冒険物語を見て、映画に似ている、と思う人もいるかもしれません。でもこれは映画とは決定的に違う制作方法をとっているのです。それは、映画というのは、場面場面をバラバラの順番で撮って、あとで編集するという作り方ですが、この写真漫画の場合は、すべてが実際に時間の経過の通りに作られました。 

 そうすると、それに重要な影響を及ぼすのが、天候です。私はまるで、ツィーレク君たちの暮らしの中に自分もいるように、雨が降ったら今日は出かけないよ、雨が止んだら、ああきょうはいい天気だね、じゃあ出かけようじゃないか、と。だから実際の時間のままに撮られたこれはある種のトルーストーリーとも言えるのではないか、と思います。


すべてリアルタイムの自然光で


 もうひとつアニメ映画と違うのは、アニメだとスタジオで撮るために、ライトを当てなければならないことが多いのですが、この場合は全部自然光なので、ほんとうにその時その場の瞬間を見計らって撮影しているのです。そうしないと、全てのバランスがくずれてしまうと思ったからです。ですからあの日没の場面もすべてリアルタイムで撮ったものです。


手押し車に全てを積んで森へ



 木々が重なり合うように茂った森の中は、車が通れないので、実際に作業する時は、古い乳母車のような手押し車に撮影に必要な荷物を積んで移動しました。撮影にいい場所を見つけると、荷物を降ろしてセットして、地べたに横たわり、いろいろ図ってカメラを調整して。通りがかりの人はさぞ、変な人がおかしなことをしているぞ、と思ったことでしょう。
 ところが全部をセットして、いざ撮影、というときに、光が変わってしまうと、またやり直しです。ほんとうに時間の経過と光の具合には苦労しました。



すべてをひとりで


 最初は友人のプロの写真家にお願いしようと思ったのですが、考えてみると、人に頼むと、その人をかなり長い期間束縛することになってしまいます。一枚の写真のために一日待たなければならないようなことも出てくるわけですから。そうしたら、経済的にも彼は苦しくなってしまうでしょう。もうこれは一人でやるしかない仕事だ、と思い、ニコンのF3を使って、35ミリで自分で全て撮ることにしたのです。

| チェコ・センター | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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